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【R5葛高170・卒業生】卒業生インタビューVol.15(岩手県立大学へ進学した生徒から)

    岩手県立大学社会福祉部社会福祉学科に総合型選抜で合格した千葉沙羅(ちば さら)さん(令和4年度卒業)。千葉さんは、葛巻中学校出身で、高校ではバレーボール部に所属し、部長としてチームをまとめ、試合では主力の一人として活躍しました。勉強も毎日しっかり取り組む頑張り屋さんでした。農福連携をベースに岩手県の障がい者雇用や福祉を支えたいと考え日々勉強中です。そんな千葉さんも、故郷くずまきが大好きです。先月、大学の夏休みを利用して葛高に挨拶に来てくれたのでお話を聞いてみました。

学園祭の様子

ーQ 現在の学生生活はどうですか?
ーA 非常に楽しいですが、正直に言えば大変です笑。授業では教科ごとの概論に加え、様々な視点から見た社会について学習しています。そのため、興味のある分野から、こんなことまで学ぶのかと思うような分野まであり、新しく覚えることが多く、特にテストのときは悲鳴をあげていました笑。また、社会とは?人々の幸せとは?など抽象的で答えのないものを学ぶため、自身の考えを常に持つことが求められます。その考えに新しい知識をプラスし、ブラッシュアップし続けます。これが何気に難しいです笑。しかし、学びたいものを今存分に学べているため、充実した日々が送れています!
    サークルは盛岡YMCAに所属し、岩手県の大学生や子どもたちと一緒に、様々なスポーツをしながら活動しています。

サークルのチャリティーバザーの様子

ーQ 現在の学生生活はどうですか?
ーA 責任が大きくなったと改めて実感しています。初めて一人暮らしを体験して家事や体調管理など生活面での責任と、自分から必要な情報を取捨選択しなければならないような、行動の責任があると感じました。大学では、特にスケジュールを組むこと、予定を把握することは全て自分で行わなければいけません。私生活以外でも自身が意識していなかった範囲で、保護者や先生など、周囲に支えられていたことを痛感する毎日です。

大学祭では玉こん売りました!

ーQ 今、高校生活を振り返ってみてどんな思い出がありますか?
ーA 「濃かったなぁ」の一言ですね笑。個性が強いクラスメイトに囲まれ、何をするにしても無事に終わりますようにと祈っていた3年間。抱石先生の英語の時間と悪ノリの時に見せる、素早い一致団結力は今思い返しても面白いです笑。しかし、やはり何気ない日常が何よりも楽しかったです。大学でのゼロからのコミュニティづくりは刺激をもらいますが、時には疲れて寂しさを感じるときもあります。信頼できる友人たちが当たり前にそばにいた、その幸せを今になって痛感し、戻りたいと思うときがあります笑。

ーQ 今後、取り組もうと思っていることは何ですか?
ーA 興味のあるもの、ワクワクするものに積極的に飛び込んでみようと思っています。自由時間が増えるのはもちろん、学生だから挑戦できる、踏み込んでいける立場があり、これを最大限に活用して、自身の知見を交流の幅を広げていきたいと考えています。現在は、地域食堂とサードプレイスの創出に興味があり、他の大学の人とプロジェクトを実行しています。「ワクワクに突き進む」という考えは完全に担任の抱石先生の影響ですが、自身の教訓のようなものになっており、だからこそ毎日が楽しいです笑。

葛巻でのイベントにも参加しています。

ーQ 葛高生へのメッセージ
ーA「悩んだらやってみる」「様々な活動に参加してみる」ことが大切だと思っています。大学の友人と高校時代の話をした際に、葛巻高校は恵まれた環境だと強く感じました。特に学年間での校外活動や個人的な活動を応援してくださり、様々な方と繋がりができました。その縁が現在でも助けになっています。先生方のフォローも非常に手厚く、背中を押してくださったからこそ自分がやりたいことを発見し、大学に進学できたと思っています。関心がないもの、将来就きたい職と関係がなさそうなものも、その先で出会った出来事で、自分が大きく変わるきっかけになるかもしれません。そのきっかけがどんなに小さいものでも、いつ本気になるかで選択肢は増えると思います。その点においても、葛巻高校は自分がやろうと強く思えば、できる環境であると実感しました。
    今の時期、特に受験生のみなさんは毎日が忙しく大変だと思います。その中でも、なぜ自分はそれを目指し、そのためにどうしたいのか、目標を見失わずに挑戦してみてください。
    私は、総合型選抜を受験し、倍率は9倍。担当は担任の抱石先生で、私の作成する資料は福祉関連なのに、抱石先生は受験する私以上に細部にこだわるし、内容へのツッコミも質問もきつかったです。抱石先生の眼力と面接練習の際のプレッシャーが凄すぎて、職員室に行くことにも臆病になった時期もありましたが、抱石先生の面接練習を乗り越えたことが妙な自信につながり本番では自分らしく話すことができました。みんな本番の試験よりも抱石先生との最終面接が本番のような錯覚になってました笑。
    そんな苦労の日々を乗り越えられたのは、副担任の三船先生や一ノ渡先生、雄高先生や清川先生など周囲の先生方の応援のおかげだったと思います。9倍の難関を突破できたのは葛高だからこそだと思っています。
    少し格好つけてしまいましたが、みなさんのことを応援しています!

面接練習では鬼のようだった抱石先生も卒業すれば仏の笑顔。
そして抱石先生のワクワク精神が私にも。笑

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