【R5葛高130・中高一貫】芸術鑑賞会 今年はSaToMansion!
9月12日(火)に葛巻町庁舎2階のまき×まきホールを会場に、中高連携芸術鑑賞会を開催しました。この日の午前中は前期末考査最終日。考査明けに思いっきりライブを楽しむという日程です。
葛巻高校は町内3中学校(葛巻中、江刈中、小屋瀬中)と連携型中高一貫教育を行っており、芸術鑑賞会も、合同で開催しています。コロナ禍で開催できない時期もありましたが、昨年度4年ぶりの開催となりました。今年度は、「音楽」、しかも現代音楽というテーマで、岩手県北出身、世界初4兄弟バンドのSaToMansionに来ていただきました。
校長先生が開会式で、SaToMansionのTシャツを披露。一戸高校と福岡工業が統合し、北桜高校となりますが、その校歌を作詞作曲するのがSaToMansionであることにみんな驚いていました。
人生で初めてのライブを体験する生徒たちばかりで、最初は緊張していましたが、高校生や先生の中には熱烈なファンもいて、徐々にノリノリで盛り上がりました。
ライブ後には、中高生からSaToMansionへの質問コーナーも設けられ、どの質問にも熱く答えてくれました。
Q「どうして4兄弟でバンドを組もうと思ったのですか?」
A「前のバンドを諦めようと思っていた時期が一緒だった。4兄弟でバンドっていうのが武器になると思った。自分の作った音楽を正確に届けるためには、4兄弟の力が必要だと思ったから」
Q「僕もシンガーソングライターを目指しています。もしよければ将来コラボしたいです!」
A「みんなの前で歌える度胸があれば頑張っていけるよ!思いが刺さりました。ありがとう!」
Q「兄弟で活動していて、けんかをすることはありますか?」
A「バンドを始めた当初は方向性とかで言い合いになったりはしたけど、最近は少なくなってきたかな。いい意味で気を遣わないので、妥協せずに活動できていると思います。末っ子ののぶゆきはバンドやるなんて思っていなくて、普通に会社員になるって思ってただろうけど、結局今こうして一緒にバンドをやっているし、いつどこでどんなきっかけがあるか分からないので、どんな道でもいいので、一生懸命生きてください」
Q「自分は、部活の試合前などに緊張してしまうのですが、ライブの前など、どうやって緊張しないようにしていますか?」
A「緊張しないことは基本的にないので、緊張するってことを受け入れる」
「緊張しても大丈夫なように、たくさん練習をする」
「背伸びをしない。できないことをやろうとしないことで、気持ちが楽になる。できるだけの準備をして本番に臨むこと」
「本番までの準備が本番だと思っている。緊張したほうが良いパフォーマンスができることもある」
ライブで生演奏を聴いて心が震えたのはもちろんですが、この質問コーナーで、自分の進路について改めて考えたり、部活動や勉強を頑張ろうと思えた生徒たちも多かったようです。
高校生の感想をいくつか紹介します。
中高連携活動の一つとして視聴覚委員会の生徒たちが、SaToMansionについて事前に知ることを目的に様々な活動を行いました。曲やメンバーを知ってもらうためにポスターを作成し各中学校へ配付しました。また、掃除時間にSaToMansionの曲を流し、芸術鑑賞を盛り上げるために頑張ってくれました。
視聴覚委員長の田子内君は、SaToMansionの大ファンです。今回の芸術鑑賞会を盛り上げるために頑張りました。田子内君が中心に行った事前周知活動のおかげもあり、中学生も楽しんでくれていた様子。田子内君はとても嬉しそうでした。それと同じくらい教務図書情報部の先生方も楽しんでました。
今回の芸術鑑賞会は、コロナの制限が解除され、通常通りの開催となり、とても刺激的な会となりました。中高生向けて熱いメッセージと歌を届けてくれたSaToMansionの皆さん、今回のエキサイティングな企画を許可してくださった校長先生、町役場の皆様、中学校の先生方、ご協力本当にありがとうございました。今回は、高校生の移動を学校から庁舎まで徒歩にしましたが、次年度以降は町と連携し、移動手段も考えたいと思います。