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【R5葛高210・卒業生】卒業生インタビューVol.21(愛知ペット専門学校へ進学した生徒から)

 愛知ペット専門学校ドッグトレーナー科へ進学した中川聖来(なかがわ せいら)さん(令和3年度卒業)。中川さんは、愛知県武豊町出身で、くずまき山村留学生として葛巻高校に入学し、卒業後は地元の愛知県に戻ってドッグトレーナーを目指して愛知ペット専門学校へ進学しました。1月8日(月)の成人の日に葛巻町で行われた「20歳のつどい」に参加するため、久しぶりに葛巻町に帰ってきました。学校にも近況報告に来てくれたので、お話を聞いてみました。

20歳のつどいで山村留学生の仲間たちと

ーQ 専門学校はどうですか?
ーA とても大変ですが頑張っています。1人1頭担当犬が割り当てられ、1年かけて躾けていきます。他の学生と違い、私だけ全く躾けられていない犬の担当になったので、初めから他のみんなと差がついてしまいました。その差を埋めるために、夏休みにも学校に行って先生に教わり、犬の心理学や行動学などの知識を生かしてトレーニングをしました。
必死に取り組んだかいもあり、ドッグトレーナー3級・2級の試験に合格することができました。そのほかにも、ペットシッターなど、様々な資格を取得しました。

担当犬のイタリアン・グレイハウンドと一緒に

ーQ 高校卒業後の生活はどうですか?
ーA 地元の専門学校を選んだとは言っても、自宅から学校まではとても遠く、片道2時間かけて通っています。
休みの日にも学校に行くこともあるので、少し忙しいですが、ファミリーレストランでアルバイトにも励んでいます。接客を通して、お客様と触れ合うのがとても楽しいです。アルバイトを通して身に付けたことは、周りをしっかり見ることです。年配のお客様には、出入り口に近い席を案内したり、子どもがいる席には子ども用のいすやスプーンを用意するなど、先を見て行動する癖がつきました。

名古屋のイルミネーション きれい!

ーQ 高校生活を振り返ると、どんな思い出がありますか?
ーA 部活動が楽しかった!周りが経験者ばかりの中、私は高校からソフトテニスを始め、1年生のころは全然できなくて部活動に行きたくないときもありました。ですが、みんなと練習していくうちにもっとうまくなりたいと思い始め、がんばることができました。
冬には部活の仲間たちと雪で遊び、寒くなると保健室に行って暖まりました。顧問で養護教諭の村上先生に「ここは暖まる場所じゃないよ」と注意されたのもいい思い出です(笑)
3年生の高総体では、個人戦で地区予選を突破し、県大会に出場できたのが1番思い出に残っています!

仲間のおかげで最後までテニスを頑張れました

ーQ 20歳を迎え、どんな大人になりたいと思っていますか?
ーA 周りに迷惑をかけないようなしっかりした大人になりたいです。
高校生の時は、体調不良が続いたり、悩みも多かったので、村上先生にとても迷惑をかけてしまいました。村上先生がいなかったら卒業できなかったと思うくらい、支えてもらいました。
これからは、自分が支えてもらった分、周りの人たちに返していきたいと思っています。

高校時代に部活動でお世話になった村上先生、鳥海先生

ーQ 葛高生にメッセージをお願いします。
ーA 私は、「周りに迷惑をかけない大人になりたい」と言いましたが、高校生のうちは周りを頼ることも大事だと思います。
人間は誰でも成長するもの。卒業すると、だんだん大人になっていきます。
今は先生や周りの大人を頼ってもいいので、大人になって自立したときに恩返しできればいいのかなと思います。

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