【R5葛高127・卒業生】卒業生インタビューVol.9(東北福祉大学へ進学した生徒から)
東北福祉大学へ進学した上野蹴太(うえの しゅうた)さん(令和4年度卒業)。上野さんは、葛巻中学校出身で、高校ではサッカー部に所属し、強靭な肉体を武器に活躍し、チームを牽引しました。友人も多く、高校時代は、文化祭などで様々なパフォーマンスを披露してくれた芸達者な上野さん。そんな上野さんは、故郷くずまきが大好きです。先日、当時の担任が再会する機会があったのでお話を聞いてみました。
ーQ 現在の学生生活はどうですか?
ーA 宮城県にある東北福祉大学で社会福祉士になることを目指して勉強しています。学科は総合福祉学部社会福祉学科です。勉強内容を簡単に言うと、社会福祉の基礎です。 僕は、2年次社会福祉士課程に進もうと考えています。そして、今年の12月上旬に社会福祉士課程に進むための試験があり、現在はその試験に向けた勉強をしています。
また、僕は今、サークル活動に力を入れているのでサークルについてお話させていただきます。僕は、落語研究会というサークルに所属しています。落語とは名ばかりで、落語の研究は一切やってません。笑。何をしているのかというと、漫才やコント、大喜利などお笑いに関する活動をしています。その活動では、吉本興業所属「宮城に住みます芸人」の秀作さん(バクコメ)に指導していただいたり、定期的に学内ライブに出演しています。一見、ただ楽しくワイワイやってそうなサークルかもしれませんが、楽しめるだけではなく、社会に最も必要とされるコミュニケーション能力も鍛えることができます。なので、後輩の皆さんには、お笑いのサークルに入ることをオススメします。笑。
ここで報告なのですが、先日、僕は「M-1」の東北地区予選1回戦に出場してきました。残念ながら1回戦で敗退してしまいましたが、とても刺激のある良い経験になりました!
ーQ 卒業後の生活はどうですか?
ーA ひとり暮らしで責任は自分で負うことが多くなりますが、自由であることが何よりも心地よいです。更に、田舎の葛巻町から仙台へ移り住んだので、今までとは違う刺激があり、楽しいです。
ーQ 高校時代を振り返ってみてどんな思い出がありますか?
ーA 僕のクラスはとにかく「個性や自由ではみ出していく」って感じのクラスだったので、一見まとまりが無いように思えますが、クラスのまとまりが必要なクラスマッチや葛高祭では、ものすごい結果を残していたのが記憶にあります。そんなクラスだったので、先生方には迷惑をかけていたと思いますが、授業も行事も楽しかったです。
2年生の時、葛高祭でMCが、一発ギャグの無茶ぶりで僕を壇上にあげ、僕がしょうもない一発ギャグをして、案の定、会場には拍手の音しか響かなかったことですね。何をやったのかは言いません。苦い思い出って良い思い出よりも記憶に残ってしまいがちですよね。笑。
良い思い出も沢山ありますが、その中でも先生との交流がなんだかんだで記憶に残っていたりします。今は生徒にイジられたりする先生はいるのでしょうか。笑。でも、それだけ生徒と仲が良くて、魅力のある先生方がいてくれたおかげで、僕の高校生活も楽しいものになりました。本当にありがとうございました。
担任の抱石先生との思い出は、Mighty Note、英単語・英文法テスト、シャドーイングですね。当時は、日々緊張の連続でした。その緊張度は、自信満々な漫才でスベッた時の恐ろしさに匹敵します。しかし、そんな恐ろしさに負けない程、納得のいく指導でした。実際に、英語力も身につき、英語だけではなく精神力も身につきました。副担任の三船先生は、意外とクセの強い先生でした。笑。授業の時にサイコロで発言者を決めたり、印象深いフレーズを持っていたり、たまに辛辣なことを言ってみたりなど、とにかく面白かったです。鳥海先生との漫才も面白かった印象が残ってます。もう一人の副担任一ノ渡先生は、部活でもお世話になりました。僕は、3年次は怪我でほぼマネージャーのようなことしかできませんでしたが、外から見てて一ノ渡先生は、指導も上手く、優しく、丁寧で、自分も一ノ渡先生のもとでプレーしてみたかったなと思いました。部活面だけでなく、学校でも朝のホームルームで僕らのために深い話をしてくださって、それがとても励みになってました。
ーQ 今後、取り組もうと思っていることは?
ーA 今後も、落語研究会で表現の技術を楽しみながら鍛えることと、新たに始めようと考えているのはボランティア活動です。ボランティアは前期はあまりできてなかったので、後期はその機会を増やしていこうと思います。将来的に若者に携わるような仕事をしようと思っているので、子どもに関わることができるようなボランティアを考えています。
ーQ 葛高生へのメッセージ
ーA 僕もまだ、後輩達と同じで、夢を追い続けている者のひとりです。なので、みなさんの心に刺さるようなことは言えません。ですが、もしこれからみなさんが、挑戦することを躊躇したり壁にぶつかった時、「そういえば、M-1に挑戦してる先輩いたな~」って思い出してみてください。その時に、あなたの背中を少しでも押すことができれば僕はとても嬉しいです。夢を叶えるために共に頑張りましょう。