【R6葛高076・中高一貫】中高連携事業理科部会~自然観察会(絶滅危惧種カワシンジュガイを追え!)~
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7月5日(金)に、葛巻地域中高一貫教育の事業の1つとして、理科部会で「自然観察会」を実施しました。この観察会は、葛巻町立小屋瀬中学校の総合的な学習の時間の活動に高校や他中学校の理科教員がお邪魔して、葛巻町の自然を観察して、豊かな葛巻を味わうことを目的として行いました。
この日は雨が降りそうなお天気でしたが、何とか天気も持ってくれました!
小屋瀬中学校さんでは、葛巻町の小川に棲んでいる「カワシンジュガイ」を毎年観察し、個体調査、生態調査を行っているそうです。
この自然観察会を通して、葛巻町の自然の豊かさを改めて実感することが出来ました。
ちなみに、「カワシンジュガイ」は絶滅危惧種IB類に指定されておりますが、葛巻町のある一定の地域のみ生息していることが確認されています。
では、早速観察会の様子をお伝えします。
葛高の教員も採取にチャレンジしてみました!中学生の皆さんは、どんどん取っていました。中学校の先生曰く、「おおよそ200mという狭い範囲にだけいるっていうのが不思議。葛巻町にはここ以外では確認されていない。」だそうです。
おおよそ1時間半くらいでこんなにたくさん採取できました。さて、中学生の皆さんはここから個体数調査を行います!中学生自作の計測シートで大きさを測り、数を数えていきます。
な、なんと1時間半でおおよそ200mくらいの範囲で、200匹以上もいることが確認できました。年々観測されている個体数は増加しているそうで、今回は小さいサイズの個体も多くいたため、繁殖を続けられている!という嬉しい調査結果となりました。
その他、自然観察会という事で葛巻町の自然にある昆虫なども観察してきました。
今回は、カワシンジュガイの調査に同行して、観察会を行いました。その他、葛巻町にはレッドリストに載っている動植物が多くいます。葛巻の良さの1つに自然が挙げられている理由が今日の活動で分かりました。
この良さをこれからの世代に繋げていきたいですね。