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【R6葛高184・総探】高齢者を支えるために、高校生ができることって何だろう?~くずまきゼミ第5回~

 こんにちは。日頃より、本校noteをご覧いただき誠にありがとうございます。

 今年度から総合的な探究の時間の一環として、1年生対象で『知っているつもりになっていた葛巻(岩手)のこと、知らなかった葛巻(岩手)のことを知る』ためという目的で始まったくずまきゼミ。第1回は防災、第2回は理工、第3回は情報メディア、第4回は林業と実施してきました、今回は高齢者福祉です。

 11月27日(水)に行われたゼミでは、葛巻町役場健康福祉課より野里 夕佳 主任保健師をお招きして、講演およびグループワークをしていただきました。野里さんは、葛巻高校OGの方でした。

野里さんは、東日本大震災や能登地震の際も現地へ行き、
現地の方々のサポートに尽力されたご経験のある方です。

保健師って?高齢者福祉って?

 まず初めに、野里さんから保健師とはどのような仕事で、どのような進路を辿る必要があるのか、というお話をしていただきました。

 次に、今回のゼミの本題「高齢者福祉」についてお話いただきました。

 葛巻町にはどのくらいの割合で高齢者の方がいるのかを最新データをもとに、教えていただきました。人口の約半分の高齢者の方がいらっしゃることに驚きました。その後に、葛巻町として高齢者の方々へどのような支援があるのか、生徒は知っているようで知らなかった部分でした。思った以上に多くあること、これも高齢者福祉なんだ!という支援までありました。

リフレッシュ運動

 休憩が終わった後に、実際に町の高齢者の方と一緒に行う運動をやってみました。案外難しい…。頭の運動とからだの運動を兼ねて行いました。

高校生として、高齢者の方へどんなことが出来るだろう?

 運動でリフレッシュできたところで、「高齢者の方々へ高校生としてどのような支援ができるのか?」をグループごとに付箋へ書き出して、メンバーと自身の考えをさらに深めました。

 最後に、班ごとに発表します。

手助けできることを積極的にやってみる!
高齢者とのふれあいを多くする。
町で見かけた場合には、挨拶など明るく接します!

最後に

 野里さんからまとめとして、高齢者福祉の視点で高校生に取り組んで欲しいことや、葛巻高校OGとして後輩への思いを話していただきました。

 代表生徒から感謝の言葉をお伝えして、今回のゼミは終了となりました。


生徒の感想

 葛巻町の高齢化率について講義を受けて、高齢者へのイメージが足腰が痛くなるというマイナスの面から、近所の人と話したり、好きに時間を使ったり出来るというプラスの面に気づくことができた。高齢者と若者は体力や考え方が大きく異なるが、互いに支え合っていくことが大切だと改めて実感した。

 私たち目線での疑問に思いそうなところについて話をしてくれて分かりやすかった。グループワークをすることで自分たちでお年寄りについて深く考える貴重な時間だった。

 自分の夢が看護師なので分野的に近い職業である保健師について知ることができとてもいい機会だった。他市町村の高齢化率も調べて比較してみたいと思いました。

 生徒からは、今回のゼミで高齢者への接し方や支援について考え直した、と話す生徒が多くいました。次年度の探究活動のきっかけになった生徒もおりました。

 野里さん、改めて貴重な時間と機会をいただき、ありがとうございました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。 これからも葛高生の魅力を発信していきます。 ぜひフォローをお願いします。