見出し画像

【R5葛高175・卒業生】卒業生インタビューVol.16(茨城大学へ進学した生徒から)

 茨城大学人文社会科学部法律経済学科へ進学した関知諒(せき ともあき)さん(令和3年度卒業)。関さんは、花巻市出身で、くずまき山村留学生として葛巻高校に入学しました。高校時代は野球部に所属し、主力選手として活躍しました。クラスのムードメーカーで、文化祭や予餞会ではコントや漫才を披露するなど、多才な生徒でした。将来は経営者を目指し、進路を決定しました。高校入学前から葛巻町に遊びに来るほど葛巻町が大好きで、卒業して1年半経ったいま学校に挨拶に来てくれたので、お話を聞いてみました。

ーQ 現在の学校生活はどうですか?
ーA 現在は、経営の組織運営などについて学んでいます。高校生の時には、「社長になってお金を稼ぎたい」と思っていましたが、今は、お金を稼ぐために社長になるというよりは、「社会貢献をしたい」と考えるようになりました。大学生は時間がたくさんあり、大学の外に出て活動することもできるので、大学の教授にも相談しながら、水戸市役所と協力して、水戸市のNPO団体を市民に知ってもらう活動をしています。大学で学んだプログラミングの技術を生かして、診断ツールを作成するなど、大学での学びも生かされていると思います。
 大変な時期もありましたが、今はとても充実した大学生活を送っています!

ひたちなか海浜公園のネモフィラ
茨城にも素敵な場所がたくさん!

ーQ 高校卒業後の生活はどうですか?
ーA 1年生のときは、アルバイトをしすぎて寝る暇もない生活を送っていましたが、2年生ではアルバイトをやめて、政治・哲学に関する様々な本を読むようになりました。本を読んでいく中で、お金を稼ぐよりも、社会のセーフティネットをつくることに興味があると思い始めました。様々な本との出会いから、自分が今まで好きに生きられるように育ててもらって、自分の存在を肯定してくれる人がいたから今の自分があると気づき、それをこれからの子どもたちにも感じてもらいたいと思うようになりました。そのような思いから、水戸市で子どもを支援する取組をしている学童の方に自分から会いに行き、今はその学童でアルバイトをしています。

自由に使える時間がたくさんあるので、筑波山にも登りました

ーQ 高校生活を振り返って
ーA 高校生活の思い出は、何といっても部活動です。顧問の藤野先生は、小さな子どももいるのに、朝早くから夜まで、休みの日まで時間を割いて練習をみてくれました。たくさん叱られましたが、生徒のためにあんなに叱ってくれる先生は他にはいません。本当に感謝しています。
 クラスもとても仲が良く、楽しかったです。アニメやサブカル好きなことも尊重してくれる人が多かったような気がします。高校でできた友人とは今でも仲が良く、今年の夏には、高校時代のクラスメイトと一緒にタイ・ベトナム・カンボジアに2週間旅行に行ってきました。
 また、高校では、勉強の楽しさを知りました。2年生の途中までは、初めて触れる学びにワクワクして楽しかったです。受験期は本当にしんどかったですが・・・(笑)

高校時代のクラスメイトとタイ旅行

ーQ 今後取り組もうと思っていること
ーA 先ほども話したとおり、自分なりに社会貢献をしたいです。大学卒業後は、まずは3年くらい働いて、その後セーフティネットに関わる会社を立ち上げたいと考えています。そのために、今は大学内外で色々な経験を積み、色々な人に会って知識を増やしたり人脈を広げています。先日は、葛巻町役場に行って、組織運営のことなど、様々なお話を伺ってきました。高校を卒業した今でも、葛巻町にお世話になっています。

外国人の友人とSUMMER SONIC

ーQ 葛高生へメッセージ
ーA とにかく勉強はした方がいいです。葛巻高校は塾があったり、色々と環境に恵まれているので、その環境を最大限に利用して勉強したほうがいいと思います。あとは、社会のことを勉強したり調べたりすることも、モチベーションを高めるのに繋がると思います。
 あと、本を読むことはとても大事です。今まで読んできた本は、自分のたどってきた足跡だなって思うし、読んでいた時に自分が何を考えたのかを後から振り返ることができるので、知識を蓄えるだけではなく、自分を形成する一つの方法として大切だと思っています。
 自分は高校時代の大学受験の時に、大学名にすごくこだわっていたし、学歴がすべてだと思っていたけど、今自分が大学で学んでみて、そんなことは関係ないなって思っています。学歴などにとらわれず、自分のしてきた様々な経験を大切にしてください!

野球部の仲間と母校で近況報告。
みんなそれぞれ頑張っています!


最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。 これからも葛高生の魅力を発信していきます。 ぜひフォローをお願いします。