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【R5葛高230】ローカル5G等を用いて、葛巻と陸前高田を繋いで、震災学習を行いました。

 2月26日(月)に本校勇往会館で、ローカル5G実証事業として、陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館の遠隔見学が行われました。

 この事業は、岩手県ふるさと振興部科学・情報政策室と連携して行っている事業です。今年で3年目となりました。陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館にローカル5G基地局を整備して、186kmも離れている葛巻高校を結び、葛巻に居ながら津波伝承館を見学することが出来る、というものです。

 Avatorinn株式会社様のご協力のもと、今回は、遠隔見学するために、『VRゴーグル』『360°カメラ』『アバターロボットtemi』『アバターロボットnewme』を用い、生徒達はその機器の操作体験もさせていただきました。

資料より抜粋
資料より抜粋

遠隔見学

 まずは、津波伝承館の遠隔見学です。津波伝承館に行ったことのある生徒も、行ったことのない生徒も1つ1つの展示物やガイドの方のお話を真剣に聞いていました。
 ガイドの方の「葛巻町では津波の心配はないけど、地震や大雨、洪水の被害があったときにどうしますか?」という問いに対して、「どうしようか?」とディスカッションをしていました。

 通信障害も無く、クリアな映像と音声で見学をすることが出来ました。

機器の操作・体験

 遠隔見学が終了後、今回の見学しようした機器の操作体験を行いました。4つのグループに分かれて行います。

津波伝承館にあるアバターロボットnewmeを葛巻高校から遠隔操作をしています。
津波伝承館に360°カメラが置かれており、それを葛巻高校からVRゴーグルを介して体験しました。
津波伝承館にあるアバターロボットtemiを葛巻高校から遠隔操作をしてみました。
葛巻高校内でも実際にアバターロボットtemiを操作しました。

生徒の感想

 参加した生徒からの感想です。

津波の威力を物凄く感じた。
南海トラフが起こったときにどのような状況になるか、という恐怖を感じました。
また、津波対策としての避難訓練を考えたときに、従来の方法が正しいかどうかを考えさせられた。

山村留学生の感想より

 今回使用した機器を応用するとしたら、「体が不自由なな人や入院中の人が、その場所に居ながらいろいろな場所を見に行けたり、学校に行けなかったとしても、友人と一緒に学校生活を送ることが出来る」などの活用の仕方があると思ったし、なにより録画とは違って、双方向でコミュニケーションが遠方同士でできるのは、すごくいいと思う。

町内生の感想より

 今回で、この事業は最後の実施となりました。ですが、生徒たちにとっては震災学習だけでなく、通信技術を活用する術やアイディアなどを学ぶことが出来た、すごく貴重な体験でした。

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