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【R5葛高229・総探】1,2年総探成果報告会

 いつも本校の公式noteをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 2月21日(水)に、葛巻町複合庁舎内のくずま~るにて、本校の総合的な探究の時間『葛高ミライノカタチプロジェクト』の集大成として、総探成果報告会が行われました。

 助言者として、葛巻町の觸澤副町長を始め、いらっしゃい葛巻推進課主濱課長、SoRaStars株式会社山崎代表取締役、岩手大学教員養成支援センター増田特命教授、株式会社やどり木南舘取締役の5名をお招きしました。

 この発表会は、午前はポスターセッションを、午後にプレゼンテーションによる口頭発表という2部構成で行われました。
 そして、本校オリジナルの企画として、午前中のポスターセッションの後に生徒、先生方、助言者の皆様から投票していただき、学年ごとに上位3班が午後のプレゼンテーションステージへの進出できる、というものがあります。今年も同様の方法で投票まで行いました。

発表前…

 2月14日(水)に前もって町役場2階廊下にポスターを展示させていただき、町民の方にも見ていただきました。廊下にずらっと並び、生徒達はそれを見ながら開会行事のあるまき×まきホールに集まっています。ついに始まる…といういい意味の緊張感がありました。

午前のポスターセッションの準備は万端!
まき×まきホールに全員が集合です。発表の練習をする生徒や打ち合わせをする生徒など、緊張感がありました。

午前:ポスターセッション

ポスターセッションのテーマ一覧です。

 早速の午前の部が始まります。生徒達は、自分のポスターの前で、聴衆が来るまで班ごとにリハーサルや綿密な打ち合わせを行います。

 その後、早速ポスターセッションが始まります。
 ちなみに、今年のポスターセッションは江刈小学校の児童の皆さんや町内中学校の先生方も見に来ていただきました。

 助言者の方々にも、中学・高校の先生にも、高校生にも、小学生にも、自分達が継続してきた探究活動について、わかりやすいように伝えることが求められます。では、ポスターセッションの様子を写真でお伝えします。


 小学生とも交流し、小学生から鋭い質問に対しても、分かりやすく回答する方がありました。

投票…そしてどの班が口頭発表ステージに進むのか…

 午前のポスターセッションが終了後は、投票です。各ポスターに「応援したい班」もしくは「優れていると思った班」へシールを貼る形で行いました。

 生徒達は、束の間の休憩です。

 そうこうしている間に、投票集計が終了。さて、口頭発表ステージへ進出する班の発表です…








(ドラムロール)~でん!!
1年生は3位が同率だったので、4つの班が次のステージ進出です。

午後:口頭発表

 投票の結果、1年生は4つの班、2年生は3つの班が口頭発表ステージへの出場権を獲得。事前に提出してもらっていたプレゼンデータの動作確認をしてもらった後に、いざ、発表開始です。
 惜しくも口頭発表に進めなかった生徒も、次に口頭発表できる機会のためにしっかりとメモを取り、他己評価もしながら、発表を聞きます。

1年7班

 「葛巻でキャンプを!」という熱い想いを語ってくれました。2年生にも似ているテーマの班がいて、協働して活動していくようです。楽しみですね、葛巻キャンプ!!!

1年11班

 「葛巻高校の希望」というテーマで、TikTokを使用しての高校魅力化、そして生徒数増加を目指したい!という発表でした。中学生はSNS利用している人が多い、という客観的データを基に、このテーマに決定。アカウント開設するために必要なことなどを検討中のようです。

葛巻町石角教育長も駆けつけていただき、「ぜひ一緒に葛巻高校を盛り上げましょう!」とエールを送っていただきました。

1年1班

 葛巻の牛乳のホエイを利用して、プロテインをつくりたい!という斬新なテーマで発表してくれました。観客を巻き込みながら、時にはユーモアを交えながら発表してくれました。

1年4班

 1年生で一番得票数を集めた4班は、「葛巻町のバス停にオリジナルベンチを作成する」というテーマでした。町民の方や町外から来る方がバス停を利用しやすくするために、バス停のそばに休憩できるベンチを置くということで、設置の許可やベンチのデザインなど、課題をしっかり分析していました。ぜひ、ベンチ置いて欲しいですね!!

2年8班

 8班は手話で福祉の輪を広げたい、というテーマで発表です。岩手大学、岩手県立大学、町内の小学校のご協力の下、手話を広める活動を行ってきたそうです。そし、3月にはイベントも開催するという告知もありました!楽しみですね。
 手話を使ったゲームや歌も面白そうでした。

2年10班

 「葛巻×アイス」をテーマに、くずもちアイスを用いて魅力を発信しよう!という発表でした。葛巻への還元を目的に、アイドルプロデュース(?!)も宣言してくれました。どんなアイドルが生まれるのでしょうか?ワクワクしかありませんね。

2年2班

 2年生の中で、一番得票数を獲得したのは「カメムシ班」でした。昆虫食として葛巻に多くいる、カメムシに焦点を当てて、このカメムシを食べれるか?!という発表でした。
 昨年の成果報告会で惜しくも口頭発表できず涙を呑んだこの班。思いのたけを存分に発表してくれました。


講評

 觸澤副町長をはじめ、助言者の皆様から講評をいただきました。

葛巻町觸澤副町長

 ポスター発表も口頭発表もとても素晴らしかった。感動した。そして、庁舎をこのような活用の仕方をしていただいたことを感謝したい。高校生の今回の発表での提案やアイディアを真摯に受け止め高校生のこのような活動に町も全面的に協力したい。町内の方々と高校生を繋げる役割も担いたい。より一層頑張って欲しい。

觸澤副町長講評一部抜粋
SoRaStars株式会社山崎代表取締役

 葛巻高校の先生、町民など町全体で子どもが、安心安全に活動をしたり意見を言い出せたりできるような雰囲気作りが整っていて、ものすごくよかった。
 身近なテーマを掲げて、ジブンゴトにして活動すると、仲間が増える。そうすると、自分たちができる事が増える。このように活動を継続して欲しい。
 そして、外部への発信をしていくことを大切に、これからも頑張って欲しい。

山崎代表取締役講評一部
岩手大学増田特命教授

 今回の発表会を通じて、葛巻高校のすばらしさを3つ感じました。
①好きなことを、とことんやっていること
②葛巻愛に溢れていること
③生徒の活動を温かく見守っている先生がいること。
 素晴らしい環境で活動できていることに誇りをもって、ぜひとも、今後も頑張って欲しいです。

増田特命教授講評一部抜粋
株式会社やどり木南舘取締役

 全体を通して、ものすごかった。高校生のパワーを感じました。町で起業している一人として、高校生らしい発想・エネルギーを、私も学ばせてもらいました。ぜひ、一緒にいろいろな活動していきましょう。

南舘取締役講評一部抜粋
葛巻町いらっしゃい葛巻推進課主濱課長

 ポスター発表も口頭発表も、本当に素晴らしくてただただ感動していました。町としても、ぜひとも交流をしたいと思います。一緒に盛り上げていきましょう。

主濱課長講評一部抜粋

 最後に、本校校長より全体の総括を頂きました。

本校校長

 全体を通して、ものすごく感動しました。発表を重ねることで、さらに磨きがかかり発表スキルも身に付いていたと思います。ポスター発表でも、口頭発表でも質問をした際に「そのことは、わかりません。」と答える生徒が1人もいなかった。何とか自分の言葉で伝えようとしている姿が、印象的でした。
 未来は自分たちの手で変えることが出来ます。非常にワクワクしました。
 ありがとうございました。お疲れさまでした。

本校校長講評一部抜粋

インパクトのあるポスターだったので、つい撮ってしまいました。素敵ですね。

 昨年度から始まった、町役場をお借りしての総探成果報告会。2年目ということで、運営面だけでなく、生徒の発表内容も昨年度よりさらにアップデートした報告会でした。次年度は、どんなアップデートができるか校内でも反省をしながら、次年度へつなげていきたいと思います。

 2年生は、本発表会でいったん終了となり、次年度は主にまとめの作業を行います。

 1年生は、今回の発表会でいただいたアドバイスなどを次年度の活動に生かしていきます。

 まだまだ、葛巻高校のミライノカタチプロジェクトは続きます…。
 乞うご期待!!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。 これからも葛高生の魅力を発信していきます。 ぜひフォローをお願いします。