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【R6葛高172・総探】葛巻町の林業を見て、岩手県、国内の森林環境を考える~くずまきゼミ第4回~

 こんにちは。日頃より、本校noteをご覧いただき誠にありがとうございます。

 今年度から総合的な探究の時間の一環として、1年生対象で『知っているつもりになっていた葛巻(岩手)のこと、知らなかった葛巻(岩手)のことを知る』ためという目的で始まったくずまきゼミ。第1回は防災、第2回は理工、第3回は情報メディアと実施してきました。今回は葛巻町の面積の大部分を占める森林に関わる林業です。

 11月20日(水)に、岩手県森林組合連合会より3名の講師の方をお招きして、ゼミを行いました。

葛巻町・岩手県・全国の森林組合の会長を務められている中崎和久様
企画管理部の木幡英雄様
本校OGでもある企画管理部の角地美桜様

日本、岩手の林業に関わる現在の状況

 まず、木幡様より日本国内、岩手県内の林業に関わる現状をさまざまなデータを用いながら、説明をしていただきました。

森林がもつ役割について
防災・減災、生態系保持などかなり多くの役割を森林が担っているそうです。
日本の森林面積は変化していないが、中身の変化が著しい…!
良い部分もあるが課題もある
メモを取りながら真剣に聴いています

葛巻町の林業の状況

 次に、国内の林業の現状を踏まえた上で、中崎会長より高校生へ葛巻町ではどんなことが出来るだろうか、や今後の林業への期待について、お話いただきました。

最後に

 最後に、本校OGでもある角地様に、林業だけでなく高校生のうちに取り組んで欲しいことをお話いただきました。

県森林組合連合会へ就職決めた経緯や高校生へ熱い想いをお話いただきました。

質疑応答コーナー

 質疑応答の時間にも積極的に質問する姿がありました。

山で作業している間に「熊」に遭遇しますか?
もし遭遇したらどうやって対処しますか?
熊はいっぱいいるけど、作業中に出くわしたことはあまりない。
熊よりも鹿が多いです、とのこと。
様々な木の種類がある中で、どんな木が好きですか?
3名で好きな種類が異なっていました。
やはり林業に携わる方は知っている樹種が多くて驚きでした。

休憩時間には

 休憩時間には、県産木材を使用したおもちゃをお借りしました。病院からの依頼で、子ども達が病院内で楽しく遊ぶことが出来るように、ということでおままごとセットや積み木を作成したそうです。生徒達は、木のぬくもりを感じながら木材の有難さや活用範囲の広さを感じたようでした。

おままごとセット
なんと、ガスコンロ…!
遊んでいると、思わず笑顔になる!!
こちらは積み木
どこまで高く積めるかな?
木材ってなんだか、温かい気持ち&笑顔になるよね!
たのしい~!!

最後に

 最後に、生徒代表から感謝のお言葉をお伝えして、ゼミ第4回は終了となりました。

林業に関心があるので、今回のお話を進路選択などに生かしていきたい!と立派に話してくれました。

生徒の感想より

 私達若い世代の人たちにこれからどうしてほしいのか、自然とどう関わっていってほしいのかなどが心に残りました。また、身近に森林を感じる地域に住んでいて、身の回りにある森林をこれからどう活用していってほしいのか、豊かな地域、自然がないと私たちは生きていけないという部分がとても心に残りました。

 木は長く植えられているほど成長し続けるし、大きくなるほど光合成をするものだと思っていたけれど違ったから。また、地域の未来を、自然という観点から考えるきっかけになった。

 角地さんのお話を聞いて、自分が気になることを職業にしているということが、とても印象に残っています。

抱負を語る生徒も!

 その他には、今回のゼミでこんなことを感じた生徒もいました。

森林を使った、アウトドアイベントをやってみたい!
植樹や伐採についてやってみたい!
国産木材を使って何かを作ってみたい!

 今回のお話のおかげで、ジブンゴトとして考えるきっかけを頂き、今後の探究活動が一段と楽しみになりました!改めまして、県森林組合連合会の3名の方々、本日はありがとうございました!

 今後も葛巻高校の探究活動は続いていきます。これからもnoteでご紹介いたします!
 本校のこれまで、そしてこれからの総探の活動の様子は以下のマガジンをご覧ください!


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