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オレンジ色の風に乗せて~書き人知らず~

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毎月更新予定です。どうぞご覧ください。
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記事一覧

【R6葛高069・orange】オレンジ色の風に乗せて(文月)~野生動物~

 ニホンジカ、カモシカ、イノシシ、シマヘビ、これらの動物の共通点は何か。答えは、葛巻高校…

【R6葛高038・orange】オレンジ色の風に乗せて(水無月)~馬渕川~

 新緑の季節から水無月へ。  鮮やかな緑に覆われた葛巻町の山々は、雨に濡れて、より一層深…

【R6葛高018・orange】オレンジ色の風に乗せて(皐月)~科学者とエンジニアに敬意と…

 今年になって、高校時代に同じ部活動だった友人達とLINEのグループを作った。メンバーの一人…

【R5葛高232・orange】オレンジ色の風に乗せて(弥生)~ オレンジ色の風に乗って~

 教室の窓を開け、まだ冷たい風が入り込む2月末、窓枠にもたれながら「3月なんて大嫌い」と…

【R5葛高226・orange】オレンジ色の風に乗せて(如月)~ 風の中に ~

 北側の出窓に置いてある地球儀に、レースのカーテンをやっと通過した宵闇前の弱々しい日の光…

【R5葛高213・orange】オレンジ色の風に乗せて(睦月)~月日は百代の過客にして~

江戸時代の俳諧師、松尾芭蕉の『おくの細道』の序文、 (筆者訳;月日は永遠の旅人で、来ては…

【R5葛高200・orange】オレンジ色の風に乗せて(師走)~12月の約束~

 ひと月ほど前、中学校の同級会があった。地元にいる友人とはよく会うのだが、故郷を遠く離れて暮らす旧友とは、卒業して以来、実に45年ぶりの再会となった。当日の午前9時前の東海道新幹線で新大阪を出発して東北新幹線に乗り継ぎ、午後3時過ぎには会場に到着できたと話す旧友もいて、今から五十数年前のことを思い出した。  4、5歳だったと思う。当時、東京に住む親戚の結婚披露宴に家族が参加することを聞きつけ、新しい玩具を買って貰える滅多にないチャンスだとの魂胆を隠し、「大人しくするから、東

【R5葛高172・orange】オレンジ色の風に乗せて(霜月)~秋の忘れ物~

 日本中いや世界でも記録的な暑さの夏が、いつの間にか木々が色づく秋に変わり、雪の便りも届…

【R5葛高150・orange】オレンジ色の風に乗せて(神無月)~10月のラプソディ~

 2か月ほど前、普段は聞こうともしないFM局に周波数を合わせたら、QUEENの「ボヘミアン・ラ…

【R5葛高112・orange】オレンジ色の風に乗せて(長月)~Septemberは7番目の月だった…

 九月を迎えたものの、全国的には厳しい暑さが続いているが、空を見上げれば、秋の雲、鰯雲が…

【R5葛高098・orange】オレンジ色の風に乗せて(葉月)~いつかの夏~

 眩しい青空が広がる夏が好きだ。小学校時代の夏休みは、毎日、日が沈む頃まで友だちと遊んで…

【R5葛高071・orange】オレンジ色の風に乗せて(文月)~水平線を見ていた~

 先日、出張先に行くため、車で国道45号を南に走っていた。海と空があまりに清々しかったので…

【R5葛高058・orange】オレンジ色の風に乗せて(水無月)~ 雨 ~

 旧暦の6月(水無月)は、現在の6月下旬から8月上旬頃にあたり、夏の季節の最後であった。…

【R5葛高018・orange】オレンジ色の風に乗せて(皐月)~包む~

 風薫る5月を代表する童謡の一つに『せいくらべ』がある。海野厚作詞、中村晋平作曲の大正時代の童謡だ。因みに、童謡とは主に大正中期から昭和初期にかけて普及した子供のための歌や詩を指し、唱歌とは明治初期から第二次大戦終了後まで学校教育用に作られた歌を指すなど、意味には違いがある。その『せいくらべ』の歌詞の一番。  一度は耳にしたことがあるだろう。私が、確か小学1年生の音楽で習ったのだが、「ちまき」が分からず、友達に「ちまきって食べたことあるか。」と尋ねても、知っている人は誰もい