【R5葛高071・orange】オレンジ色の風に乗せて(文月)~水平線を見ていた~
先日、出張先に行くため、車で国道45号を南に走っていた。海と空があまりに清々しかったので、急に海を見たくなり、偶然見つけた駐車帯に車を寄せ、停めた。ドアを開け外に出たら、海から吹く風が運んだ潮の香りに、包まれた感じがした。海を見たのはいつだったのか思い出せないほど、潮の香りに触れたのは久しぶりだ。遠くに水平線が見える。肉眼で見える水平線までの距離は、せいぜい16㎞位だそうだが、大航海時代の遥か以前、水平線の先に何があるのか誰も分からないような時代にさえ、星の動きを頼りに漕ぎ